2020年2月25日福岡県飯塚市の県営団地で小学3年田中大翔君(9歳）、26日に鹿児島市桜島のホテルで2歳女児、3歳男児のあわせて3児の遺体が発見され、父親である男が逃げようとして同ホテルから飛び降りてケガをする事件が起きました。事件現場の場所を調査し特定しました。また、事件の詳細についてもまとめました。この記事は、新たな情報が入り次第随時追記•更新がされます。
鹿児島市飛び降りホテルどこ?事件現場の場所は「桜島シーサイドホテル」
父親が警察に発見され逃げようとして飛び降り重傷、2歳女児と3歳男児の遺体が発見された事件現場は鹿児島県鹿児島市・桜島のホテルと報道がされていました。ニュース映像から事件があった鹿児島市内のホテルが特定できました。
鹿児島県鹿児島市古里町にある「桜島シーサイドホテル」です。
以下、事件現場「桜島シーサイドホテル」のストリートビューとマップの画像です。
現在、病院で療養中の重傷を負った父親は、福岡市に住んでいた当時子供に対する虐待を疑われるトラブルを度々起こしていたのだとか。児童相談所などの関係機関は一家の見守りを続けていたとされています。
一家は、2020年5月に福岡市から現在の居住地である飯塚市に引っ越してきています。
虐待のトラブルを起こし、福岡市には居づらくなって住む場所を変えたのでしょう。
2020年12月には、母親と離婚しています。
ホテルで遺体で発見された2歳女児と3歳男児は、司法解剖の結果、死因が判明しました。
首を圧迫したことによる窒息死です。死亡推定時刻は26日の昼ごろとみられています。
子供たちには外傷もあり、苦しさと痛みを感じながら亡くなっていったのかと思うと胸が痛みます。
父親はどんな思いで今回の悲惨な事件を起こしたのか、理解に苦しみます。
このニュースを知った人々のネットに寄せられた意見では、「なぜ虐待トラブルを起こした父親が子供と一緒に住み続けているのか」「児童相談所の対応不足ではないのか」「母親も虐待を受け、耐えきれず子供たちを置いて逃げ出してしまったのか(精神的に追い詰められていたのでは？)」などという声が多くあがっています。
飯塚市伊川の事件現場の場所は「花瀬県営団地」
ニュースでは福岡県飯塚市伊川の県営団地で小学校3年生、田中大翔くん(9歳）の遺体が発見されたと報道されていました。
この情報を元に、飯塚市伊川にある県営団地を調べてみたところ該当したのは1件のみでした。
つまり、飯塚市伊川には県営団地は一つしかないということです。
その県営団地は、「花瀬県営団地」です（県住花瀬団地）
ニュース映像では県営団地の外観がはっきりと映されていました。
花瀬県営団地(県住花瀬団地)のストリートビュー画像と、ニュースで報道された県営団地の外観が一致するので間違いないと思います。
以下、花瀬県営団地(県住花瀬団地)のマップ画像です。
2016年10月から2020年12月までの間、福岡県警に対し、大翔君への身体的虐待の疑いを含む相談が複数回あったことが判明しています。県警や児童相談所が確認したが、けがなどはなかったといいます。(過去5年間に4回、児童相談所に通報されていました。)
虐待の相談をしていたのは、離婚した母親なのかそれとも近所や学校の先生達だったのでしょうか。
いずれにせよ、何回も相談があったのにも関わらず亡くなった3人の子供達と虐待していた父親が一緒に住み続けていたなんて信じられません。
なぜ、亡くなった3人の子供達に救いの手が差し伸べられなかったのでしょうか・・。無念でなりません。
この一家には一体どんな事情があったのでしょう。
大翔君の遺体には目立った外傷はなく司法解剖の結果、死因は現時点では不明です。
虐待トラブルを何度も起こすような父親ですから、家事•育児を放棄していた可能性も高いです。
父親の男は、子供達にちゃんと食事を与えておらず大翔君は衰弱死したのではないかとも考えられます。
住民•タクシー運転手の証言まとめ「鹿児島市ホテル飛び降り•飯塚市県営団地3児死亡事件」
- 【父親と親交のあった男性住民の証言まとめ】入居直後の父親から「生活保護を申請しているが、まだお金が入ってこない。3万円貸してほしい」と頼まれて貸した。母親も一緒に暮らしていた当時、「夫婦げんかが絶えず、警察沙汰になったこともあった」、駆けつけた警察官が子供たちに「お父さんとお母さんのどっちと暮らしたい」と聞くと、男児が「お父さん」と答えたのを覚えている。男性は離婚届を持ってきた父親に「証人になってほしい」と言われ、押印もしている。父親と子供3人の姿を見たのは1月上旬に4人で車に乗り込むところを見かけたのが最後で2月20日に電話で会話して以来、父親の声も聞いていない。その5日後、団地に何台ものパトカーが来て事件を知った。「父親は暴力をふるうような人ではなかったと思う。正直驚いている」と男性は力なく語った。
- 【別の住民女性の証言】父親の子供が友達と外で遊んでいるのを見たことがあり「あってはならない事件がこんな身近で起きるなんて・・とても驚いている」と語った。
- 【小学生の子供がいる別の住民女性（34）の証言】団地で死亡していたとみられる田中大翔君が走り回っている姿をよく見ており「やせてはいたけど元気な子だった。まさか、信じられない」と言葉少なに語った。
- 【鹿児島市で親子を乗せたタクシー運転手の証言】「お父さんにどこから来たのかって言ったら、黙っていて、ここに来たことがあるのかと聞いたら、修学旅行で来たことがあると言ってた」「女の子だけニコッと笑ってね、ありがとうって降りたから、また来なさいねって、わたしが言ったんですけど」と語っている。(3人とみられる家族を鹿児島市のフェリー乗り場から、ホテルに乗せたタクシー運転手)
鹿児島市ホテル飛び降り•飯塚市県営団地3児死亡事件の概要
- 福岡県警によると、25日午前、宮崎県串間市の駐車場で放置されたレンタカーが発見された。警察がレンタカーの契約者を探したところ飯塚市の男性と判明。
- 捜査関係者によると、40歳代の父親と見られる男が使ったレンタカーからは未使用の練炭が見つかっていて、警察は男が無理心中を図ろうとした可能性もあったとみている
- 同県警が自宅の福岡県飯塚市伊川「花瀬県営団地」を訪ねたところ、25日午後2時50分ごろ、9歳の兄とみられる男児が倒れて死亡しているのが発見された。男児は2月中旬に死亡したとみられている。(死後1週間ほど経過→司法解剖の結果、病死の可能性があることが判明した。虐待の痕跡はなかった)
- 26日朝、宮崎県警から「男性らが鹿児島方面に列車で向かっている」との情報があり、鹿児島県警は各署に手配。
- 26日午後、鹿児島市桜島のホテル「桜島シーサイドホテル」にいることを確認。
- 同日午後７時すぎ、福岡県警の捜査員が突入したところ、父親は逃げ出しベランダから飛び降りた。足や腰にケガをし重傷。病院に搬送されたが命に別条はない。
- ホテルに一緒にいた2歳の娘と3歳の息子は死亡が確認された。2歳児と3歳児の遺体には外傷があり殺害された可能性が高い→司法解剖の結果、死因は首を圧迫したことによる窒息死とみられている
- 鹿児島県警は、父親が幼児２人を殺害したとみている。負傷した父親の回復を待って殺人容疑で調べる方針。同県警は3児が死亡した経緯を調査中。
- ホテルの室内では遺書も見つかっている。捜査関係者によると、自身と子どもの葬儀を依頼するような内容で「迷惑かける」など幼い子ども２人と心中をほのめかす内容が書かれていた
- 県警や飯塚市の関係者によると、9歳と3歳の息子、2歳の娘との4人暮らしで、2020年5月ごろに福岡市から飯塚市に転居した。県営団地とホテルで死亡が確認されたのは、この3人とみられる。母親とは同12月に離婚している。
- 父親は福岡市にいた当時も子どもに対する虐待が疑われるトラブルを度々起こしており、児童相談所などの関係機関が一家の見守りを続けていた。
- 2016年10月から2020年12月までの間、福岡県警に対し、田中大翔君への身体的虐待の疑いを含む相談が複数回あったことが明らかになっている。(県警や児童相談所が確認したが、けがなどはなかった)
鹿児島市ホテル飛び降り•飯塚市県営団地3児死亡事件の新たな情報が入り次第随時追記•更新していきます。
コメント